雨の日の思い出
高校3年の5月。
父が亡くなり、お通夜、葬儀とたくさんの人が見送りに来てくれて…
ずっといい天気で雲ひとつない日だったにもかかわらず、出棺、火葬の間は豪雨になりました。
母は気丈に振る舞っていたが、火葬する時に、「一緒に行くー!」と父から離れず、しばらく泣き崩れていました。
子供から見ても仲良く理想の夫婦でしたが、病魔には敵わず…
父も心残りで、豪雨になったのかなぁ?なんて思っていましたが…
父のお骨をかかえ、火葬場から出た時、サッと雨が上がり、見事な虹が出ました。
長生きして欲しかったなぁ〜〜と思った時、泣いていた母が、虹を見ながら、
「長生きは、名が生きること」
今、お父さんの声が聞こえた。
お父さんのことは、忘れないし、話題になるほど、お父さんは生きてることになるんやね。
いつも側に居るってことやね。
と、笑顔になり、私たち子どもも、笑顔を取り戻した瞬間でした。
やよーまみママ
女性/44歳/埼玉県/パート
2019-06-26 17:57