初書き込みです。結婚式の思い出。
大学時代のサークルでお世話になった、大好きな先輩の結婚式に参加したときのことです。
新婦である先輩は三姉妹の末っ子。年の離れた末っ子だったこともあり、家族にとても可愛がられて育ったと聞いたことがありました。
お姉さんたちは披露宴の早い段階で涙をこぼしていらっしゃいましたが、お父様はしかめっつらでお酒をあおるばかり。いろいろ思うところがあるのかなと、後輩である私たちは話していました。
さて、新婦の友人代表のスピーチを、同じサークルの先輩がしたときのこと。「みんなが楽な方を選びがちなときでも、正しいことのために、ためらわず意見できる彼女はまるで天使」と新婦の人柄をほめたとき、それまでしかめっつらだった新婦のお父様が突如立ち上がり、「ほんとうにありがとう!!」と会場中に響き渡る大きな声でお礼をのべ、わーっと泣き出されたのです。会場はお祝いの拍手いっぱいになりました。先輩の素晴らしいお人柄、それを育んだご家族の愛。
結婚や結婚式をすることが、すべてのひとにとって必要なことではないと思います。けれど、お互いを大切に思っているということをきちんと伝えあう機会として、忘れられない結婚式です。
やくる
女性/38歳/東京都/会社員
2019-06-27 18:22