今日の鼻歌
【 Progress / KOKUA 】
「自分に自信がない、自信がもてるようになるにはどうしたらいいでしょうか?」
っていう迷いはさ、結局。
「オレは本気出したらスゴいはずだ」
って思ってるのと同じ(笑)
自信という幻想を求め、
劣等感という甘えの海に浸ってる。
自分が一番 可愛いっていう。
悪いけど、オレは51年間、プライベートでも仕事でも自信なんかあったためしがない。
入門して一週間で、ヘボな自分を突き付けられた。すべての先輩からヘボとの評価を得たし、自分でもヘボと実感できた。
『劣等感』という漠然とした感覚どころか『劣等なオレ』という事実が目の前にある。
「あ、オレは凡人以下の才能しかないんだ」と、わかっちゃった。
自信なんか、持つ権利すらない、という。
それでも働かなきゃいなけなかったし、料理はやりたかった。バカだったから辞めるという発想もなかった。
劣等なまま、やるしかなかった。
そこから今まで自信をもったことはないし、逆に自信なんかもったら自分の場合は『終わり』なんだと思ってきた。
練習して、指も切りながら「なんとかキャベツの千切りができるようになりました」みたいな『自負』の積み重ねはある。
当然、若いうちは積み重ねが足りない。
それでも現実はやってくる。
自信もへったくれもない。
それらわずかばかりの武器を懐に入れて、手持ちの材料であとはなんとかするしかない。
「やるしかない」っていう『ハッタリ』があるだけだよね(笑)
それで上手くいかなければ、謝るしかない。「ヘボ!」って言われるかもしれないけど、事実ヘボなんだからしょうがないじゃない。天才がヘボと言われれば傷つくだろうけど、ヘボがヘボと呼ばれるのはパワハラでもなんでもないじゃん。
歌手の和田アキ子さんは、今だにライブ直前は不安で胃が痛くなり、舞台裏で付き人やマネージャーなど、誰かに手を握っていてもらわないと立っていられなくなるほど緊張するという。
たいがいのヤツはそんなもんだと思う。
別に自信がなくても劣等でも死にやしないし、管理職にもスターにもなれる。
いったい??
何がそんなに恐ろしいのよ(*´∀`)
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2019-06-29 00:14