夏休みの宿題
《ら行》と《だ行》が混濁している生徒がいます。
1ヶ月ほど前から預かっていますが、
(幼い話し方をする子だな)
と思うくらいで会話に支障はありません。
私は気付かなかったのですが、本人から告げられてビックリしました。
例えば
筆箱→ふればこ
レモン→デモン
下さい→くらさい
発話だけでなく表記もです。
サラダ→サダラ
功労者→こうどうしゃ
これは、『まずい』と思い指導書を取り寄せて 授業後にトレーニングする事にしました。
過去に、吃音や言語不明瞭な生徒を預かった事がありますが 小学生だったので時間を味方にして指導出来ました。しかし、今回は高校受験生の為 タイムリミットがあります。(受験が終われば、“さようなら” なんです)
春から親元を離れて生活しているので、過去の学習状況も《まだら模様》です。
しかし 幸いなことに
当人は、落ち着いて学習出来る環境に喜びを覚え、鉛筆の持ち方や自己の言葉の癖を改める事に積極的です。意欲の高さも素晴らしいですが、潜在能力も高い と私は判断しています。
《ら行》と《だ行》の『言葉集め』が 私の夏休みの課題です。
豆乃花
女性/56歳/東京都/自営・自由業
2019-07-21 00:16