嵐の夜に…

こないだ掲示板に
漫画『漂流教室』について書き込みをしたら、つい、もう一度読みたくなりました。

手元にはありませんが。

楳図さんの漫画といえば、子供の頃は内容も怖いし、絵も怖いし、正直、ギャグ漫画の『まことちゃん』ですら、絵が怖くて、ロクに見ることはなかったんです。


大人になった今こそ、名作の誉れも高い

【14歳 fourteen】
【 わたしは真悟 】

など、読んでみようかと思います。



昔。一本だけ。
友達ん家で、たまたま読んでしまい、PTSD並のトラウマが残った楳図さんの短編があり。

タイトルが 『 ねがい 』っていうんですが(笑)

友達のいない寂しい男の子が、ゴミ置場で拾った木切れを針金で繋ぎ合わせて、友達代わりの人形を作るんです。

外見は初めて見た男の子のお母さんが「ぎゃ！」と叫んで「そんな気持ち悪い人形、捨てて来なさい！」というくらいだから、かなりグロテスクです。

人形の名前は【 モクメ 】

てか、
ネーミングセンスが絶妙(笑)

「モクメが本当の友達になってくれたらいいのに…」

男の子は毎日、神様に願いをかけます。

ある日、一人の女の子と出会い、友達になります。女の子を家に連れてきて、モクメを見せてあげますが、普通の女の子ですから、モクメを見た瞬間「ぎゃ！」となります。

男の子はモクメを捨てることにします。

「ごめんよ！モクメ。お前がいたら人間の友達ができないんだ！ごめんよ！」


数日後、嵐の夜。
両親は出かけて、家には男の子ひとり。


窓ガラスを誰かが「……コンコン ……」


「 ぎゃ！ 」(￣□￣;)!!




関東地方。

今夜は嵐になりそうですね。




「……コンコン ……」


「 ぎゃ！ 」(￣□￣;)!!

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