アンドロイドは電気ヒツジの夢を見るか
俳優 ルトガー・ハウアーの訃報が入る。
ハウアーさんといえば、
SFファンにはなんといってもリドリー・スコット監督の名作【ブレードランナー】の中で、 主人公デカード刑事と敵対するアンドロイドの脱走犯 バッティ役が有名。
主人公を完全に食ってしまうほどに、カッコよく、冷酷で、哲学的。
人間に強制労働をさせられながら、寿命が4年しかないアンドロイドの反乱、狂気と悲哀を演じた。
生涯現役、良い役、良い映画にも恵まれたが、唯一【ブレードランナー】以外の大ヒット作には恵まれなかった。
しかし、その一作だけで、一生分の強烈な印象を残したことは、たぶん俳優としては幸せなことだったろう。
バッティは主人公の刑事とデッドヒートを繰り広げ、とどめを刺すところまで追い詰めながら、結局、最後は、4年の寿命が来て眠るように死んでいく。
「 思い出もすべて消える。雨の中の涙のように……」という名台詞を残して。
舞台は『2019年のロスアンゼルス』である。
ハウアーさんが亡くなったのが2019年というのも、どこか運命的に感じる。
人型アンドロイドも歩いていないし、
反重力自動車 スピナー も飛んでいない
2019年だが (*´∀`)(笑)
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2019-07-28 11:26