カレーの思い出
私が忘れられないカレーは、当時付き合っていた彼の家で作ったカレーです。
彼の外出中に作っておいて彼を驚かせようとしたのですが、その時の私は実家暮らしでカレーを一人で作ったことがなく、しかもまだスマホも普及していなかった時だったのでグーグル先生に頼ることもできず…何もかもが手探り状態!頼みの綱はカレールーの箱の裏のみ!
しかし、一人暮らしの彼の部屋のキッチンには一人用の片手鍋しかなく、もちろん箱の裏通りの分量では多過ぎます。少し悩んで…箱の裏の分量の半分にしてみたところ、それでも多かったのか、ドロッドロのめちゃくちゃ味の濃いカレーになってしまいました。焦った私は、薄めなきゃ!と思い冷蔵庫にあった牛乳を入れてみることに。
結果、カレーとは思えぬ色と状態の物質が完成!味見することもできず、泣く泣く彼の帰宅前に破棄することになりました。
彼は笑いながら許してくれましたが、カレーも作れない彼女だなんて…と、しばらく凹んでいたのも、カレーを普通に作れるようになった今では微笑ましい思い出です。
ちなみに、ドロッドロ過ぎてお鍋の底を焦げつかせてしまったので、私を悩ませた片手鍋もカレーと一緒に破棄しすることになり、後日、彼と一緒に少し大きめのお鍋を買いに行きました。
まゆゲ
女性/40歳/埼玉県/会社員
2019-07-30 19:16