アルバイトの思い出
本部長、秘書、社員の皆様お疲れ様です。
大学生時代、地域で有名な屋台のラーメン屋でアルバイトをしていました。駅前の屋台で営業時間は20時から27時までということもあり、仕事終わりや飲み終わりまでさまざまなお客さんがラーメンを食べにきました。ちなみに店のBGM担当は僕だったので、本部長が教頭時代のSOLを仕事中に聴いていたものです。
で、僕が20歳の頃、週に2回くらい真夜中にラーメンを食べに来る美人なお姉さん・アリサさんに出会いました。聞けば、近所の大学の院生でありながら、新宿のバーでバーテンをしており、バイト帰りには必ず寄ってくれているとのこと。音楽の趣味があったこともあり、すぐに仲良くなれたのですがアリサさんはとにかく竹を割ったような性格で男前、それでいて美人(よく帰りがけに背中をバシンと叩かれて「この後も頑張れよっ!青年!!」とニカッと笑いかけてくれる感じ)。
年上の女性を好きになったことがない僕は、少しずつアリサさんのことが気になってきたのです。バイト終わりに何回か飲みに行ったり、アリサさんの務めるバーに飲みに行ったり、僕が初めて店のラーメンを作る日に最初に食べにきてくれたのも彼女でした。
ただ、美人でカッコいい彼女なのでなかなか告白できずに時ばかり過ぎてしまいました。そして、気がつけば3月。いつものように店に来たアリサさんは院を卒業するということで最後なんだよねぇと笑顔。その後、仕事終わりに一緒に飲みに行くことになり、酒をぐっと煽って告白。すると笑顔で「もっと早く言えよー。4月から海外の大学行くんだよ。でも嬉しいよ、ありがと。」と肩を叩かれました。その後、海外で就職したらしく、会うことはありませんでした。もう本当に、あのラーメン屋でバイトしてよかったなぁと今でも思えるくらい淡いいい思い出です。
アメプー
男性/41歳/東京都/会社員
2019-08-01 18:28