本日の案件 Tシャツ
本部長、秘書、社員の皆さまおつかれさまです。
本日の案件ですが、僕の忘れられないTシャツは、高校の時に制服の下に着ていたTシャツです。
僕が通っていた高校では、校則で『制服の下に着るシャツは白色のみ』というものがありました。
柄は派手でなければ、多少許されていたので、服屋で買ったものを僕は着ていました。
ところがある日、職員室近くの廊下を歩いていたところ「おい!お前!ちょっと職員室来なさい!」と、生活指導の先生に呼ばれてしまいました。
正直、自分は、何も悪さをせず平和に高校生活を送っていたので、なぜ呼ばれているのか分からず、怯えて職員室へ。
そこで言われた先生のひとこと「お前、校則では中のTシャツは白いTシャツだけだろ。なのになんで、"ピンク"色のシャツ着てるんだ!」と。
一瞬、何を言っているんだろう、と僕は固まってしまい。さすがにピンクと白を間違えてるはずなんてない。
戸惑いながらTシャツを見てみると、僕からは"白っぽい"Tシャツに見えてるんです。
その時、思い出したことが。
実は僕、『色弱(しきじゃく)』といった目の認識で、微妙な違いの色が判断出来なかったんです。
生活には全く支障は無いので何も問題なく過ごしているのですが、その診断を受けたのも小学低学年の時でほとんど忘れていました。
その時着ていたTシャツも淡いピンク色をしていたようで、僕は気が付かず。
先生にその事情を説明すると、先程まで憤っていた先生が申し訳なさそうに謝っており、こちらもなぜか深々と謝罪。
とても気まずい、でもちょっとおかしな、忘れられないTシャツの思い出です。
まかないバタ子
男性/34歳/東京都/会社員
2019-08-21 12:28