思い出のTシャツ

私にとっての思い出のTシャツは、小学生の時入っていた子供会で作ったオリジナルTシャツです。
同じ色の無地のTシャツが配られ、それぞれ自由に絵を書くスタイルだったのですが、届いた大量のTシャツの中で、何故か私だけ、120cmで注文したはずが、150cmくらいのTシャツが届いていました。幼かった私は自分が忘れていたのかと悲しく、かなり大泣きした覚えがあります。
それを見かねた子供会の指導員の学生さんが、裁縫の得意なお母さんに頼んでサイズを縮めてもらうと言ってくれました。
後日、私の元に渡されたTシャツには、水色のドットのフリフリのサスペンダーとスカートが縫い付けられていました。その世界に一つだけのTシャツは、当時の私には、本当に嬉しかったことを覚えています。

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