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思い出のTシャツ案件

自分にとっての思い出のTシャツは、忘れもしない1991年に女子バレーボールアメリカ代表の直筆サインの入ったTシャツです。

1991年、私はスイスのホテルのレストランに勤務していましたが、その時ある大会に出場していたアメリカナショナルチームは私が勤務していたホテルに滞在していました。 当時は戦争直後の3月で旅行客も少なく、レストランはほぼ貸し切り状態だった事もあり、気さくな彼女達とはフランクに話中になっていました。 私はその年の6月に帰国し、宮城の実家に住みながら求職活動をしていた時、女子ワールドカップの試合が仙台でも行われる事を知り、アメリカチームが来る事もあり観戦に行きました。 アメリカは第2試合で第1試合を観戦していた時、なんと偶然にもアメリカチームのメンバーが私の目の前の席に座り始めたではないですか! メンバーは3月時点とあまり変化がなく自分にとっとは殆どが顔なじみのメンバーでした。
声をかけてみようか悩みドキドキしながら座っていると、たまたま振り返ったキャプテンのキム・オーデン選手が自分に気づき声をかけてくれました。 周りのメンバーも次々に振り返り挨拶をし始めたので周りの観客が「こいつ何者?」的な目で見始めたのが恥ずかしかったのを覚えています。

半年ぶり会った自分の事を覚えてくれたのが嬉しく、翌日その感動をしたためたファンレターを書き、バレーボール雑誌を買い彼女達の次の試合会場を調べダメ元で会場だった岐阜メモリアルセンターに送りました。

それから約1カ月後、なんとアメリカから彼女達全員の手書きのサインが入ったTシャツとベースボールキャップが自宅に届きました。 このTシャツは1度も着る事なく、今も押入れの奥にしまってあります。

梵天丸

男性/55歳/千葉県/会社員
2019-08-21 19:42

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