どん底案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆様、お疲れ様です。
本日の案件ですが、10年程前のお話です。
親族が経営する5人程の製造業の会社に勤めていました。
リーマンショックから先細りとなり、給与未払いが数カ月続いていました。
そんな時、アメリカに住む知人が亡くなったとの連絡が入りました。
前の会社で1993年から3年間アメリカに駐在していた時にとてもお世話になり、「アメリカの父」とまでに慕っていた方です。
お葬式に絶対出たい!
貯金も手持ちのお金もほとんど無かったのですが、飛行機のマイルが溜まっていたので、航空券はマイルでなんとかなりそうでした。
なので、期限が切れていたパスポートの申請をしました。
申請後に気づいたのは、パスポートの発行費用のわずか1万円が出せない! でした。
パスポートを受け取る事が出来ず、葬儀には出られませんでした。
あの頃が費用面で生活のどん底でした。
今はドライバーの仕事を得、ぜいたくはできませんが、家族3人、楽しく明るく暮らせています。
いつかアメリカに行って、あの方の墓前にお花を手向けたいです。
ピーチダディ2
男性/60歳/千葉県/会社員
2019-08-28 12:47