スカロケ小説第二十四話
「あっ、モンスターが出たぞ!」
冒険者のTomがでっかい一匹のキノコの化け物を見つけて声をあげる。
戦士のちくわぶ、笑うコーヒー、となりのトミーが我先にとキノコに駆け寄り、剣をふるった。
キノコが断末魔の叫びを上げて、かききえたと同時に、またキノコが二、三匹現れる。
弓使いの麻衣子が素早く弓をひいて、キノコのくし刺しにした。
そして、魔法の詠唱をしていたすいよう西田、ほしのりんご、あずきんたちの杖から、炎の矢が出てキノコを焼き上げる。
社員のみんながモンスターが消えたとホッと胸をなで下ろしていたら、また、キノコの化け物たちが現れ、いつのまにかまわりを囲んで迫っていた。
「おおっ、やってやるぜ!」
笑うコーヒーが雄叫びを上げてキノコたちを切りさきはじめる。
「おおっ!」
他の社員たちがそれに答えて、キノコたちに向かっていった。
カリン
女性/59歳/埼玉県/小説家見習い「帰って来たスカロケ小説」更新中
2014-11-08 18:39