月のカレンダーを破く前に……
毎月末日に月毎のカレンダーをビリっと破いて次の月の初日に備えるのですが、破く前にその月に何があったか、出来事などを振り返るのにチラ〜っと眺める癖があります。
あのわちゃわちゃからもう一週間。
遠来の仲間、ようこそこんな辺鄙な店まで。
改めてあの時の数多の笑顔を思い出す。
飛び入り参加の若い仲間も居たりなんかして、嬉しかった。
主役のゲストが素を出すことを恥ずかしがらないお人柄なので(或いはお茶目を演じる芸達者か?)、場が盛り上がるのに手間はかからない。
乗せ上手に乗り上手、何とも上手い具合に個性が集まったものだと思う。
ところでこの主役さん、もう何度も会っているのだけれど、実は今までで一番お綺麗だったのです。
あ、別にナンパの意図はないですよ。私はもうそんな時代は通り越しちゃったから。
ホントに、表情といい色艶といい、素晴らしかった。
振り返ってみたら、この人は過去二年、日常生活の面でも仕事の面でも、心の荷物をひとつひとつ、降ろしてきた人だった。誰も傷つけないように、そっと降ろしてきた人だった。
長いこと思い悩みながら、どう降ろしたものかと考え、その時を待ってきた人だった。
普段は屈託無く笑顔を見せていても、心の奥底には苦悶すべき問いを持っていたに違いない。
その荷物を、ようやく降ろせた。ケリをつけたと言ってもいい。
それが、その人を美しくした。
この一週間、ずっとそんな気がしている。
人は生きていれば大なり小なり悩みを抱える。
他人にはお笑い種みたいなことであっても、本人には切実であったりする。
老いも若きも関係ない。
仕事の悩み、お金の悩み、人間関係、家族関係……悩みの種はあちこちからやってくる。
問題は、悩みとの付き合い方なのかもしれない。
願わくば、この掲示板に参加している皆さんが、上手い具合に心の荷物を降ろせますように。
その時と方法が、正しいタイミングで訪れますように。
皆んな、綺麗になるんだ。
鴻の親父(おおとりのおやじ)
男性/66歳/埼玉県/居酒屋やってます
2019-08-31 21:28