社員掲示板

旅した話

退勤後、即高速に乗ってゆらゆら小一時間。
インターチェンジを降りて、街灯の間隔が長くなった3桁国道を凡そ二時間半、そこからかつては小綺麗だった県道を30分。
24時間開放の川っ端の露天の岩風呂に浸かる。疲労感が湯に融けて流れる。取り敢えず再生したかの気分で車中泊予定の山懐に抱かれた道の駅へ。到着してからストロングチューハイドライを1缶。今朝から積んどいた寝床一式を広げ横に成り目蓋を閉じる。

目蓋を開ける。あっと言う間の五時間経過。予想外に車中泊が多かった。トイレに行き、歯を磨き顔洗う。車内をぱぱっと片付け出発。

朝陽がぼんやり当たる山塊からゆらりと下る仄かに蒼白い朝霧が、ダム湖の上で踊る。
途中で買ったサイダーを飲む、甘ったるい。

それから八時間掛けて稲の波際や山肌を剥がし落としたスキー場を眺めながら下道をだらだらと帰る。帰りたくないけど帰る。


で、今宵は夜勤。現実を背負って夜勤。
日々は面倒くさくも現実逃避の礎、大事にしなくちゃ成らんか。

星影boppers

男性/60歳/埼玉県/会社員
2019-09-09 21:14

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