私のスーパーばあさん!
私のスーパーばあさんはズバリ、私の祖母です。
小さい頃は祖母の苦労など知りませんでしたが、最近になって昔のことを話してくれた時、祖母は祖父の家系の親戚達の世話、看取り、そして働き盛りで倒れてしまった祖父の世話…後は私たち家族の世話…本当に沢山の苦労をして来ていることを知りました。
特に、祖父が脳梗塞で倒れた時は、大変だったそうです。今でこそ「リハビリ」は当たり前の様に病院でも受けることができますが、当時は「リハビリ」なんて言葉も浸透しておらず、あるとすれば箸で豆を隣のお皿に移す位のものだったそうです。
自分の状況に当時絶望してしまっていた祖父に代わり、祖父を何としてでも元気にしなければと当時、「電話帳」で良いリハビリの場所を探し、「湯布院」に温泉に浸かり体を癒したり、パソコンや水泳などの練習もさせて貰える場所をやっとの思いで見つけたそうです。
渋る祖父を説得し、自分は平日フルタイムで働きながら、2人の娘の世話をして、土曜日の夜に、当時は船で湯布院まで祖父の着替えを持って行き日曜日の夜にまた帰って来て働く、ということを繰り返していたそうです。
今思うと、とてもじゃないけどわたしにはできないかも知れないと思う位、苦労をしています。ですが、祖母もそれは同じ気持ちで、それでも、「家族を守らなければ」という思いが自分を動かしていたと言います。
そんな私のスーパーばっちゃん(イントネーションはベッドと一緒です)は、私とは違ってとても気が強くしっかりしていていつもオシャレで、そんな苦労をしていると普段は微塵に感じさせません。
そんなスーパーばっちゃんが私や家族の誇りです。ばっちゃん、いつもありがとう!そしてじっちゃん(祖父は去年の2月に亡くなりました)、じっちゃんもいつも見守ってくれていてありがとう!
ゆきだるま☆
女性/29歳/東京都/医療関係
2019-09-16 08:57