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県が動く、国が動く、これは全て法律のもとで行われます。自衛隊の災害出動であれば、都道府県知事の依頼で動くという法律で決められています。これは自衛隊が勝手な暴走をさせない為の統治機能を持たせているからです。

国が動くにも法律の理由付けが必要です。知事が国を動かしたいのであれば、こういう状況で、こういう支援が必要で、だからこの法律により国が動いてくれ、と言わなくてはならない。

国政に携わる政治家が地元へ行ったところで見る範囲は限られ、随行者達は現場の邪魔をする。政治家のプロモーションでしかない。

「何もしてくれない」確かにその通り。しかし政治家を叩いたところで何も変わらない。選挙で今の政治家達に投票した一部の国民や県民と投票しなかった半数近い国民と県民により決まった事である。

地元議員が現場の状況を把握する。それを県や国が吸い上げて、互いに協議して、何が必要なのか、どうすれば実行できるのか、いつ実行するのか、これを会議室で行う事が県知事および中央政府の仕事です。

それにしても「叩く相手」を見つけて発散して溜飲を下げる。いつからこんな風になってしまったのだろうか、経済成長が止まった事と関係しているように思えてならない。法律というルールがありながら、「おかしい」という事をわかってくれないと駄々をこねる。まるで子供のそれである。

311から学ばなかった、果たして今回のことから何を学び、どう備えるのか、他力本願では次回も同様な事が起きる事だけは高い確率のような気がします。

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