本日の案件
お疲れ様です。
師匠と思える人はひとりおりました。
技術屋に不要な知識も習得したいと、自分の時間とお金を使って学んでいましたが、すべては机上の知識だけでした。ある時、経営が変わり、その人の管理下で仕事をする様になりました。
顧客提出の報告書は表示を見ただけで破り捨てられ、2晩貫徹して7回の書き直しで承認されました。小さい頃に編集者の父親から殴られて学んだ経験は木っ端微塵に砕かれました。
保守業務管理として10億の売り上げ、2億の税前利益の計画に対して、毎月の差異を千円に留めろとの指示もありました。プレイイングマネージャーとして昼は現場、夜は数字と睨めっこ、差異が大きいと月1回の報告が2回になり、10日おきになり、毎週になり、その都度徹夜が続く状態でした。
ただ、この上司からは管理者としての責任と行動を学ばせていただきました。ここで鍛えられた経験が、その後の自分にとって様々な状況で武器となり道具となりました。
自分は身内の介護で仕事が出来なくなるので会社を辞めました。そして暫くして彼が亡くなったという連絡を貰いました。自宅へ戻った時に玄関先で倒れ、病院へ搬送され、意識が戻らぬままに7日後に急性白血病で亡くなったとのことでした。持病があったので健診や検査を定期的に受けていたのに、今なら治療で寛解も目指せたのに、誠に残念です。
そして、自分がどんなに努力して結果を出しても手の届かないところへ行ってしまった彼はズルいです(笑)
FUJI2
男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2019-09-25 08:43