案件

こんばんは。
私の人生の師匠は、母です。
私の母は、父の両親と暮らし、建築板金だった自営の父を支えました。
父の兄弟は、7人。観光地だった実家は、夏は親戚やその友人達が代わる代わる泊まりに来て、旅館のように使われていました。
祖父は、明治生まれの頑固で気にくわない食事は残し、茶碗を投げつける事もありました。
また、父の仕事が忙しいと、真夏の炎天下の中、屋根に登って仕事を手伝いました。
Ｔシャツ、ブラ焼けをして酷い姿だった母は、共同浴場で何があったのか聞かれていました。
母の口癖は、「おじいちゃん、おばあちゃんを大切にしなさい」「お父さんが一生懸命働いているのにダラダラしない」でした。

幼い頃から母の生き様を見てきた私は、家庭は女がしっかりとしていなければならないと学びました。
自分も、妻として母として、気丈に賢く生きていかなければならないと思っています。
今の私があるのは母のおかげだと涙が出る程、心から感謝しています。

ちなみに最近、私から見た苦労話しをしたところ、「そんな事、あったっけ？」
と笑っていました。
やっぱり、師匠には勝てません（笑）

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