本日の案件

本部長、秘書、社員の皆さん。お疲れ様です。私がもしもタイムマシンに乗れたら…26歳の誕生日を迎えた日の私に会いに行きたいです。その日私は職場の友人に誕生日をお祝いして貰う為、都内の居酒屋にいました。0時を過ぎた瞬間、母から電話がなり一旦を席を外して話していると「お誕生日おめでとう、産まれてきてくれてありがとう。ところで、お母さん大阪の友達のところに来てるんだけどアンタも明日大阪にこない？」と言われる。あの日の私にタイムマシンに乗って会いに行って伝えたい。大阪に行け、なんとしても行け。「明日も仕事だから無理だよ」なんて笑って流すな。仕事なんて休め。お前はどうせ来月末に帰るからその時でいいやって思ってるだろう。でもその日はこない。2週間後にお母さん死ぬぞ。お前はずっと行かなかった事を後悔する。「さすがに無理かぁ」って寂しそうに笑ったお母さんの声が胸に残ったまま忘れられない。あの時行けなくてごめんねってお母さんの写真に謝る事になる。いいから行け、会って美味しい物食べて、いっぱい喜ばして、ちゃんと会って「産んでくれてありがとう」って言え。絶対だからね、お願いだからね。と…あの日の私に伝えたいです。

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