タイムマシン
皆様、おつかれさまです。
本日の案件ですが、私には地元に結婚直前までいった元カノがいました。
高校時代からの付き合いで、相手は3人姉妹の長女、家が大きな農家という事もあり、結婚するには婿になりその家を継ぐ事が条件で、私もそのつもりでした。
ご両親とも仲良くさせていただき、元カノとはお互いの家族の事や将来の事、子供は3人ほしいよね、なんてよく話し合っていました。
そんな中ですが、私は上京して音楽もやっていました。
それでもご両親はすぐに帰って来なさいとは言わず、音楽活動を理解・応援してくださり、とてもありがたい環境で幸せな毎日を過ごしていました。
遠距離な状態でも、地元に帰った時に両親同士の挨拶なども済ませ、結婚へ向けて順調に進んでいきました。
ですが、そんな生活の中で音楽への夢が諦めきれず、次第に地元に帰るという選択肢がどんどん薄れていきました。
年齢も重ねていき、このまま私と一緒にいたら彼女は幸せになれないんじゃないか、彼女には私よりも相応しい人がいるんじゃないか、という思いが強くなり、無礼を承知の上で、結婚を破談にしてしまいました。
それから約10年、私は今でも夢を諦めきれず、売れないミュージシャンを続けています。
ツラい毎日で心が折れそうになる事もよくあります。
あの時に違う道を選んでいたらと、今でも深く思います。
でも、タイムマシンに乗れたら過去の自分に会って
「お前は間違ってないよ」
と言ってあげたいです。
私と別れた後、彼女はお婿さんを迎えご結婚されて、今では子供も2人います。
地元でのライブがあると、子供がいるからなかなかライブには行けないけど応援してる、と今でも連絡をくれます。
彼女が幸せでいてくれるなら、それがなによりだと思えて、私の選択は間違ってなかったんじゃないかと思えます。
そんな彼女、まもなく3人目の子供が産まれるそうです。
長々と失礼しました。
キダルボン
男性/42歳/東京都/自営・自由業
2019-10-08 15:27

