スカロケ小説第二十五話
とある会議室で
ドン!
やし子がはま子を壁に追い詰める。
「はま子!あたしと仕事のどっちが大事なの?」
「やし子、それははま子も大事だけど、仕事よ」
やし子に迫られたはま子は小さな声ででもはっきりと言った。
「カット、OK!お疲れさまでした!」
プロデューサーが二人に声をかけた。
「お疲れさまでした」
本部長は壁から離れ、秘書は身体を離した。
「これが、放送されるのはいつになるかな?」
本部長が誰ともなくつぶやいた。
「きっと、すぐですよ」
秘書が大きくうなずき答えた。
「これで終わりっと!」
カリンが最後のキノコを切った。
と思いきや、カリンの目の前に、金色のキノコが現れる。
「またー!」
カリンはまた剣をふるって化け物を切った。
うぎゃー!
金色のキノコの化け物は、断末魔の声を上げて消え失せた。
そのあとに古びた鍵がおちていた。
カリン
女性/60歳/埼玉県/小説家見習い「帰って来たスカロケ小説」更新中
2014-11-15 12:10