手編みのセーター
お疲れ様です。
遥か40年ほど昔の高校時代。おそらく、本部長が産まれたばかりの頃のことです。
当時付き合っていた彼女が、クリスマスプレゼントにと、ウールの手編みのセーターをくれました。
製作途中は見せてもらえず、目をつむって後ろから上半身を採寸され、手編みの大作?が初めての彼女は、足かけ3か月くらい掛けて、一生懸命編んでくれたようでした。
クリスマスに、夕方の公園で手渡され、その場で着てみたらサイズはバッチリ。自分も嬉しかったけど、彼女はスッゴく嬉しかったらしく、抱き合ったまま、泣いていました。
そんな彼女も、高校卒業〜就職を機に心機一転というか、家庭の事情が複雑な娘だったこともあり、私とは別れたいと言い出して、離れて行ってしまいました。
・・・スゲー美人で、堅い娘だったんだけどなー・・・。σ(^_^;。残念。
そんな形でもらったセーターは、そう簡単に捨てられるものでは無く、自分の就職後も、実家で大事に保管してきました。
・・・そして困ったのは、結婚したとき。
どーしよーかなー、としばらく考えつつ、ある日、家内に、過去の女性遍歴をひと通り伝えた際に、そのセーターも見せて、そういうわけで捨てられないから、嫌かも知れないけど、タンスにしまわせて、と頼んだら、「それもアナタの人柄の表れでしょうから」と、認めて、許してくれました。
昔の彼女にも、家内にも感謝です。
若かった頃の、今では貴重な思い出です。
同時に、今どきの女子達は、こんなに手の掛かるプレゼントを作って贈ることなんて、無いんだろうなあ・・・、なんて思ったりして、時代の流れを感じます。
でも、このセーター、この先いったい、どーしたら良いんだろう。棺桶にでも入れてもらおうか・・・。σ(^_^;
のんびりタック
男性/64歳/東京都/スカロケスポーツサイクリング部
2019-11-06 14:18