不本意なスポットライト案件
中学生の頃です。
私の中学では他の部活に入っていても速い人は駅伝部をかけもちして、地域の大きな駅伝大会に出場していました。
大きな大会なのでその日は学校全体で応援してくれます。
私はなんとアンカーの10区選手として出場。
自分のクラスの人たちも応援しに来てくれるし、1区や2区の応援に行った人も先回りしてまた応援しに来てくれます。
アンカーなので順位が決まるゴールシーンはさらに多くの人たちが応援してくれます。
私は緊張しながらも自分の限界ギリギリの走りができ、もちろん優勝は出来ませんでしたがまずまずの順位でゴールすることが出来ました。
ゴールをした後、応援に来てくれたクラスの人たちがワーっと駆け寄ってきてくれました。
駆け寄ってくれた瞬間、
限界を超えたらしい私の体は大声を出しながら大量の液体を吐き出しました。
ビシャビシャーっと広がる私の吐瀉物とオエエーという叫び声。
シーンとしながら私を見つめるクラスのみんな。
みんなもフリーズしてしまい、誰も「大丈夫?」の一言もかけてくれませんでした。
頑張って走った結果、恥ずかしい思い出になってしまいました…
ぷるちむ
男性/35歳/千葉県/会社役員
2019-11-12 17:00