案件（ヤギ専務の１０時のおやつ）

昔々、ドイツの会社に勤務していた頃、たまたま米国支社へ出張する機会がありました。

翌日の予定が突然キャンセルとなり、何もすることが無くなりました。

生真面目全開の自分と香港の同僚は「施設見学へ行きたい！」と申し入れたら、受け入れてくれる施設が見つかり、翌早朝に会社の車を運転して支社を出発しました。

そして…

行けども行けども着かない、道は指定された一本道をひたすらに走るだけ…

二人の頭の中には疑問符満載で、十分に余裕を持って出発したにも関わらず、到着したのはギリギリの時間でした。

見学を終え、遅い食事を済ませ、運転手が寝落ちしては交代を繰り返しながら支社まで何とかもどりました。

二人で「380キロってこんなに遠かったかな～？」と話しながら、頭に「！」のマークが…

そうだ、マイルだったんだ、施設はどのくらい離れてると聞いた時に「３８０」という数字だけが入り、自分の感覚で東京から名古屋なら楽勝で往復だなぁ～と思ってしまいました。

実際には片道６０８キロ…　今なら東京から神戸のちょい先までの距離です。

往復１２００キロ、１日でよく走りました（笑）

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