模擬授業
来週、4人グループ(私含める)で、高校生向けを想定した模擬授業をやります。古文の「土佐日記」の中の、最後の「帰京」をやるのですが、
その指導案を昨日夜遅くまで残って作り、やっと朝担当の先生に出したのに、「やり直し」と言って全部返されてしまいました。
土佐日記の作者の紀貫之は、自分の亡くした娘に対する悲哀の気持ちを一貫して日記に書いています。最後の帰京に出てくる和歌も、それについて触れられています。だから、本文はもちろんですが、娘に対する気持ちと、和歌を重視して参考資料をあたり、指導案を作りました。
他のグループは一回で通ったそうです。
なぜダメだったかというと、内容が濃すぎる&先生が思ってる土佐日記と違ったそうです。
先生のために授業するわけじゃないし、ちゃんと読んで、自分のゼミの先生にも相談して、土佐日記の面白みや哀しさ、いろんな感情が伝わってくれたらいいなあと思い、作ったのに、もっと教師用指導書みたいな感じで定型的にやれと言われました。
古文っていま、そんな扱いなんですかねえ。ちゃんと読んだら心が温かくて面白いのに。なにも本当の現場ではたった1時間で土佐日記の範囲をやるわけじゃないから、最初の1時間くらいそんな授業があったっていいじゃないですか、、。って思っちゃったけど、やっぱり古典の本当の力を手に入れるためには、型にはまった感じでやった方がいいのかな、、とも思ったり。
私が案を出したやつが班員から採用されて、それを元にレジュメを作ったので、「大学の授業じゃないんだからやりすぎ」と言われて、ちょっとショックだったけど、納得もしちゃいました。
いま、グループがバラバラな状態です。
来週なのにい。どうしよう。なんならゼミの発表もあるのに。私のせい、、
すまいりー
女性/26歳/東京都/公務員
2019-11-22 11:29