テンパった案件
本部長、秘書、社員の皆さまお疲れ様です。
私が人生で一番テンパったのは、迷子になったことです。
つい最近のことなんですが、帰宅中にバスで寝過ごしてしまい、終点で起こしてもらいました。
降りたところは団地のど真ん中。大規模なマンモス団地で、前後左右どこを見ても団地、団地、団地…。
どこをどう歩けば大きな道路沿いに出られるのかさっぱり分かりません。こういう時に限ってスマホも電池切れ。
最初にすれ違った人に道を聞こうと、適当に歩き出しましたが、誰も歩いていません。
やばい、本格的に迷子だ…とテンパっている間にすっかり日も暮れて、団地のお部屋に明かりが灯り始めました。
みんな家にいるのに、私だけ迷子なんだ…夜になっても帰れなかったらどうしよう…と、自分だけ取り残されたような悲しい気持ちになってきて、意味もなく早足でめちゃくちゃに歩きまわっていると、パッと知ってる風景が広がりました。
車が走ってる!人が歩いてる!戻ってこれた!と心のなかで叫び、すこし目が潤みました(笑)
時計を見てみると、バスを降りてからちょうど30分。心細すぎて、2時間は歩き回ったように感じていました。
道が分からないと言うことがあんなに怖いとは思いませんでした。
もう二度と迷子にはなりたくないです。
ちびすけきなこ
女性/38歳/東京都/パート
2019-11-25 10:27