本日の案件
本部長、秘書、お疲れ様です。
本日の案件ですが、今から約20年ほど前。東北地方に住んでいた私は、山手線で隣の駅まで徒歩圏内である事にとても感動しました。そうなんだ、東京は隣駅と近いんだ。そう頭にインプットされていた私。
夏休みのある日、インディーズバンドのおっかけで東京のライブに行き、次の日の埼玉のライブにそなえ高崎線に乗りホテルの最寄り駅へと向かいました。何を思ったのか、1駅歩いてみようと目的の手前の駅で降りた私。
もう一度言いますが、高崎線です。
東北人の私は東京も埼玉も同じ、山手線と高崎線も同じように考えてしまいました。歩き出したはいいが歩けど歩けど宿のようなものは見えてこず、街頭もどんどんなくなり、夜だったので真っ暗闇の中を延々と歩きました。当時はスマホなどなく自分がどの辺りを歩いているのかも分からずひたすら進むしかありませんでした。
1時間ほど歩いたでしょうか。もっと歩いたかもしれません。ようやく街明かりが見え目的の宿に辿り着きました。歩いている時は不安な気持ちでしたが到着すると達成感でいっぱいでした。が、二度とごめんですし、若き乙女がよくぞ無事だったと今でも思います。
みきどん
女性/42歳/埼玉県/派遣
2019-11-27 18:26