昨日の話
おはようございます!寒いですねえ汗
昨日の話をします。
大学でオリンピックとパラリンピックの文化について学ぶ講義を取っているのですが、昨日はパラリンピックの方にフォーカスした話でした。
その中で、水泳で、盲目の選手の話がでました。
その選手は、
生まれてすぐ盲目になり、それでも、学校の先生になりたくて、社会科の教員免許を取った。その後の出会いで選手となる。
ある小学校に選手として訪れた時、先生たちは、子供達にあれほど目が見えないと言ったのに、とある児童が
「先生、好きな色はなんですか?」
と質問してしまった。そもそも色を見たことがないから、うーんと考え込んでしまった。
「お兄さんはね、大会で銀メダルと銅メダルは取ったことがあるけど、金だけとったことがないんだ。だから好きな色は金色かな。」
「じゃあ!もし目が見えるようになったら何がしたいですか!」
「そうだね、僕は、七色の虹が見てみたい」
そのあと、担当の人が肩を持って教室から出ようとしたら、子供たちが「私が肩を持つんだ」と言ってたくさん寄ってきた。その選手は目に涙をたくさん浮かべた。
とまあ、ざっくり言うとこんな感じで。気がついたら涙が止まりませんでした。
だって私、昨日、大学に来る途中で七色の彩雲を見たんですもん。
私たちは、見ようと思えば見れるんです。虹が消えるまで。でも、願うだけで、見ることができずに消えてしまう人もいることを、痛感しました。
だから、私にできることは何だろうって考えて、
ちゃんと、その人達のことを見える私たちが見届けることかなって。
「あなたのこと、ちゃんと見てる。」
そう言葉にして伝えて。
すまいりー
女性/26歳/東京都/公務員
2019-12-06 08:38