オレンジデイズ
アマゾンプライムで「オレンジデイズ」を見ました。なんだか、自分の通っている大学が愛おしく見えてしまうドラマでした。
一年前の今頃は、廊下やラウンジで人とすれ違うのも嫌だったのに、さすがに2年目も後半を迎えてくると、慣れてくるものですね。
少しだけ愛着まで湧いてきて。
「大学生活は、社会に出る前の準備期間だ。」
大人はそう言います。
何度もこの言葉を聞いてきました。でも私は、それは間違っていると思っています。そんなにかっこいいことが言えるのは、この言葉を言う人が大人だから。もう学生ではないからです。
私たちは4年間も社会に出る準備ができるほど、心は満タンではありません。むしろ空っぽなことに気がついて、絶望することの方が多いと思います。
だから、大学の4年間は、今までの学生生活を一旦リセットして、弱い自分に出会い、案外強い自分に出会い、自分のことが嫌いになって、少し好きな自分に出会って、昔の些細な出来事を思い出して、誰かに振り回されて、誰かを振り回して。
そうやって、今まで生きてきた自分との答え合わせをする期間だと思っているし、そうだと信じています。
それは、このドラマを見て確信したことです。
私たちには、どうしたって、どんな大人になったって、続いていく道があるのです。
すまいりー
女性/26歳/東京都/公務員
2019-12-07 11:20