案件
本部長、秘書、社員の皆様、お疲れ様です。
私の、「その時、電流が走った案件」は今から7年前のクリスマスイブでした。
年長さんの息子を連れ、都内から電車で帰ろうと19時ごろ、上野駅のホームをウロウロしていました。
クリスマスイブだし、時間が時間だし、電車は人であふれかえっていて、とはいえ、これを逃すと帰宅が遅くなるしと、困っていた私。
すると、車両の中から、長身のサラリーマンの方々が、手を差し伸ばして一言。
『ここにどうぞ』と私と子供のスペースを作り、声をかけて下さったのです。
あまりに素敵な方に足を踏み出せずにいると、私の息子の手を引いて、乗せて下さいました。
お礼を言って、私も乗車。
上野から大宮まで、人混みにつぶされないように、私と息子を気づかってくれ、『気をつけて』とさわやかに降りていきました。
マンガやドラマみたいな出会いに、ビビッと感じたあの瞬間は、今でも忘れられない思い出です。
王子様っているんだなぁ、としみじみ思った当時の私です。
☆HAL☆
女性/47歳/栃木県/介護士
2019-12-11 17:23