電話

小学校3年生の時の担任の先生とは、大人になってからも、ずーっと年賀状のやり取りをしていました。
「先生も広島に親戚がいますよ」とか「帰省した時には電話ください」とか、一番新しい年賀状には「先生は富士山に登りました！まだまだ元気ですよ！」と書いてありました。
帰省する度に「先生に会って色々お話したいなー」と思っていたのですが、友達と会う予定などでバタバタしてしまい、ついつい後回しにしてしまっていました。
すると、年末に1枚の喪中葉書が。
先生の奥様の名前で、先生が亡くなったことを知りました。
急逝だったらしく、直前まで本当にお元気だったとのこと。
年賀状に書いてあった「帰省した時には電話ください」という言葉を思い出し、後悔しかありませんでした。
かなり内気で消極的だった私を変えてくれた先生。話が面白く、厳しいとところも大好きでした。先生のおかげで今の私があるということを、元気な時に伝えたかった、と、今でも思い出すと後悔の気持ちで切なくなります。
最近は電話をすること自体が少なくなっていますが、たまには大切な人やお世話になった人に電話をしてみるのも大事だなと思っています。

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