「あのエヴァンゲリオンの…」という報道のミスリードについて
映像制作会社 カラーの代表にして、エヴァンゲリオンやシン・ゴジラの監督として著名な庵野秀明 監督が今日、コメントを発表した。
監督の古巣である制作会社『ガイナックス』の現社長が、子会社に所属する声優志望の女性に対する準強制わいせつで逮捕されたことに対する報道について。
ガイナックスという会社を現すトピックとして「あのエヴァンゲリオンを制作した…」というワードが報道されているが、現在、すべての版権はカラー側にあり、現在のガイナックスにはかつてエヴァンゲリオンに関わったスタッフはおらず、まして逮捕された現社長は直近にガイナックスに資本参加して代表権を取得しただけの人物でありエヴァンゲリオンとはまったくの無関係。
「あのエヴァンゲリオンの」という報道の仕方はしてほしくない、と。
すでにエヴァンゲリオン関連で進んでいたプロジェクトのいくつかが、今回の件で凍結・中止になる事態にもなっているという。
これはもう、立派な報道被害でしょう。
願わくば Tokyo-FM 報道部は違っていて欲しいけれど。。。
あとはガイナックスの前社長であり、庵野さんの学生時代からの友人であった山賀博之 監督への想い。 現在もゲームやパチンコではエヴァンゲリオンの版権を貸しているガイナックスへの苛立ち。
一番驚いたのは名作『不思議の海のナディア』や『トップをねらえ!』に関しては庵野さん側には一切 お金が入ってこないということ。
そして庵野さんとしては、お金うんぬんよりも、愛すべき過去の作品について権利や資料の安易な売却と散逸を心配している。
まー、ねー(。-∀-)
往年のアニメファンとしては思うところも多々あるけど。
いちビジネスマンとしては、やはりプロデューサー能力の高い映画監督による経営についての話は、とても勉強になる。
さまざまな経営に携わる人はご一読下さい。
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2019-12-30 13:30