胃がんの話…
胃がんで亡くなる方はある時期を境にどんどん減少しています。ただし胃がんの発症数はいまだに増加傾向にあります。これは早期発見、早期治療の成果と言えます。
でも面白いお話があります。ネットで検索するとたくさん出てきますが、医師はバリウムを飲まない…、欧米ではバリウム検査を行わない…
胃がんは胃粘膜の下にできます。これが広がる事で粘膜の形が変わり、ここにバリウムをつけてX線を通さないようにして影を診て検査を行います。これは2つの条件が必要です。きちんと写っている事、それをきちんと診る事です。どちらが欠けても検査結果は正しくなくなります。影絵で正しく映し出す事は結構難しい事です。台の上でのたうちまわって、バリウムをあちらこちらに動かして粘膜表面を捉えようとしても、写す角度が正しくなければ写りません。偶然の1枚にかけるならばバリウムを飲まないと言う選択もありです。
胃カメラが全能という訳でもありません。見えている範囲に異常があれば見つかります。でも表面に出てきていない場合、そもそも視野に入っていない場合は見つかりません。
癌全体を見れば2人にひとりは罹患するものと言われています。検査したから安心では無く、「なんかおかしい」を相談できる腕の良いかかりつけ医を持つ方がよろしいかと思います。
FUJI2
男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2020-01-18 13:35