髪の毛案件

お疲れ様です！

子供の頃、左利きだった私は、祖父から右利きに直すように言われて普段からハサミを持たされていました。
母に、「これ切っていい？」と新聞の折り込み広告など差し支え無い物を許可を得て切ったりしてトレーニング。上手に右手を使える様になったのは良いのですが、ハサミを使う事が楽しくなってしまい、
「これ切っていい」といちいち許可を取る私を母は鬱陶しく思っていたのか次第に「はいはい、どうぞ」と見もせず空返事。

私はずっと切ってみたくて堪らなかった自分の髪をおさげのまま根元からバッサリ切ってしまいました。
洗面所に散らかった髪の毛をほうきと塵取りで掻き集めてる私の様子がなんか変だと思った母が私を見るなり一瞬で顔面蒼白。
それもそのはず。
3歳の七五三が1週間後に迫っていたから。
この時の為にずっと伸ばしていた髪の毛。
習い事の日舞でも髪が結えなくなってしまい、母は相当落ち込んだそうです。
結局、七五三の写真はお菊人形そのもの。
今見ても呪いかけられそうなザンギリ頭。
あの写真はある意味忘れられない思い出の1ページです。


ちなみに。私の田舎では女の子の左利きは忌嫌われていたので矯正させられましたが、職業柄左利きの方が良かったなと思う毎日です。

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