コロナどころじゃないんです
警察から第一報が届いてから10日余り。父方の叔父を荼毘にふして、東京に連れて来ました。
今回は、妹夫婦が現地に入り諸機関との調整をしてくれ 私は後方支援を担当しました。
妹は、叔父とは初対面。私は、半世紀の人生の中で3回ほど叔父と会い、延べ会話時間は1時間にも満たない関係です。
叔父が住んでいた最寄り駅から一駅か二駅しか離れていない所に住んでいる従兄弟に頼っても、名古屋の叔母や福岡の従姉妹に連絡しても皆 叔父の引き取りを拒否。やむなく我が家で始末をつける事になりました。
『誰にも迷惑はかけない。最期は役所が面倒を見てくれる』と叔父は豪語しておりましたが、そんな美味しい話は 世間に転がっておりません。警察と役所になだめられ、半ば脅されながらのやり取りを経験し 我が身(私も独身&子ども無しナノデ)の最期の在り方の予行演習をしているような気分になりました。
生活実態を全く知らない私達にとって、叔父の相続手続きは、ドキドキの連続です。
幸い、遠方から来ている私達を憐れんで 叔父が最期を迎えたアパートの大家さんからは
《特殊清掃》はしなくて良い
と、有難い言葉を頂きました。
検死の結果から、発見されるまで20日くらい経っていましたから。
3年前他界した伯母(父の姉&独身・子無し)から始まり、昨年は父、今年は叔父(父の弟)と《後始末》を生業にしたい程の経験を積まされました。戸籍の読み取りも上手になりましたよ。
豆乃花
女性/55歳/東京都/自営・自由業
2020-02-23 14:41