本日の案件

本部長、秘書、皆様お疲れ様です。

学生時代、コンサートホールで接客のアルバイトをしていました。
定期的にアルバイト先で研修があり、
研修に参加すると昇給する仕組みだったのですが…
同期が昇給し、責任ある立場になっていくのに、
私はずーっと時給があがらす。
研修に行っても行っても上がらず。

ある日アルバイト先の社長に直々に呼び出され、
『何で君だけ時給上がらないかわかる？』
と聞かれました。
私には思い当たることはなかったのですが…


『君は 笑顔 で接客が出来ないからだよ』と言われました。


社長が目指していたのは
表面だけの笑顔ではなく、
心からの笑顔。
私は笑顔の仮面が貼り付いた偽物の笑顔だ、と。


その後時給が上がることはなく、就職してアルバイトを辞め、
社長の言葉が引っ掛かったまま、
接客の仕事に就きました。
数年後、アルバイト先の同期の結婚式で社長に再会した時、
『今なら時給上げてあげるよ。戻ってくる？』
と言われ、号泣しました………
プロ意識をもって働く事の大切さを、
アルバイトに教えて貰いました。

イライラするお客様に接し、
笑えなくなりそうなとき
今でも社長の顔を思い出します。

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