案件=気風のよい人
皆さま、お疲れ様です。
昔、レストランバーで働いていた時に、2軒目にハシゴしてきたようなおじさんが二人で来店されたのですが。
カウンターごしに店長に「この店はいくらくらいで飲み食いできるの?」と聞いてきたので、店長が「3000円くらいでも楽しめますよ」と答えたのですが、この二人がまた、飲みっぷり食べっぷりが良くて、高めのワインも空けて、何だかんだ2万ちょっとくらいまで料金がかさんでいて、最後、お会計の時に、ちょっとイジワルそうに「いくらかな~、楽しみだな~、一人3000円くらいって言ってたよな~」と店長にフッてきたんです(笑)
店長が「お会計です」と差し出したのは『6000円』と書かれた伝票と、正規の2万ちょっとの値段で書かれた2枚の伝票。
そして「どうぞ、お好きなほうでお支払い下さい」と付け加えました。
すると、社長とよばれていた片方の男性が笑いながら「テメー、生意気なヤローだ。釣りはいらねぇから、とっておけ。ごちそうさん!」と、気前よく30000円を置いていったんです。
あれから30年あまり、いまだ、当時の店長のようにも、あの社長さんのようにも、どちらにもなれていません(  ̄▽ ̄)
コーギモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2020-03-09 16:43