本日の案件
お疲れ様です。
初めて書き込みます。
私の仕事は子どもに書道を教えること、いわゆるお習字の先生です。
都内に住んでいるのですが、毎週月曜日は千葉まで教えに行っています。
いつもスカロケを帰りの車の中で聴きながら運転しているのですが、コロナ騒ぎで今月は教室をお休みにしたため、今日は自宅で聴いています。
私が知っている超絶いい人は、中3のときの担任の先生です。
その先生は当時25歳くらいでの若い女性の先生で、初めて担任を受け持ったのが私のクラスでした。
授業でも普段の生活でも結構厳しくて口うるさい先生だったので、みんなちょっと敬遠していました。
ある時、先生との面談がありました。先生に学校以外での活動ではどんなことをしているの?と聞かれ、私は幼少期から習っていた書道の展覧会で、初めて大きな賞をもらったことを話しました。
学校ではバスケ部で体育会系の生徒だったため、先生からしたら意外だったようで興味深々という感じでたくさん話を聞いてくれました。
その後、その展覧会にわざわざ足を運んでくださったようで、そのことを私ではなく母にコッソリと教えてくれたそうです。
わざわざ休日の時間を割いてくれるなんて、とってもいい先生じゃない!と母に言われましたが、15歳の子どもだった私は、その意味がよくわかっていませんでした。
今なら分かります。あの先生がどれだけ生徒思いの素敵な先生だったかが。
厳しくて口うるさかったのは、きっと初担任のプレッシャーに押しつぶされないようにように必死だったからなんですよね。
当時の先生の年齢をとっくに超えて、私はいま縁あって書道を仕事にしています。
あの先生みたいに、生徒を想える指導者になれたらと思っています。
でみ子
女性/42歳/東京都/書道講師
2020-03-09 18:05