案件 私の妹

妹のようになりたい、です。
自分の妹のように、というのもなんだかお恥ずかしいですが。

私たちは昔から千と千尋の神隠しが大好きで、ビデオを擦り切れるまで見ていました。
うちの妹は、至ってごくごく普通、どちらかというとおとなしいタイプですが、
千と千尋の中の各キャラのものまねのレベルだけが卓越しています。
昔から私が怒られたり、落ち込んでいるとふいにそのものまねを繰り出してきます。
我修院達也さんの声の青蛙わかりますか？？
あれを普通の会話の途中に挟んできたり、
カオナシのぼぉーーーっという囁く声を全くなんの前触れもなく、突然やるのです。
千尋の声もそっくりで突然父のことをハクーーっと読んだり、
湯婆婆の声で私の名前を読んだり…

タイミングは姉の私や家族も、全くわからないのですが
そのせいというか、お陰で一瞬にして家族みんながぶっと吹き出して、場が和みます。
本人は素知らぬ顔をしてますが、正直最強の武器を持っている妹が羨ましいな、と昔から思っています。

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