五七五
料理下手の私は自炊しても味付けが難しいのです。
"潮加減《しおかげん》 彼女の味が 懐かしい"
喧嘩していた彼女が一ヵ月ぶりに実家の御土産を持って帰ってきました。
「いいんだよ 一緒に食べよ オマンジュウ」
だけど、
"夕べ観た 夢の彼女は 他人顔"
翌朝、クールな表情の彼女は荷物をもって再び出ていきました。
『君恋し 別れの朝に 笑み浮かべ』
bar亭主
男性/61歳/東京都/自営・自由業
2020-04-07 00:34