いま思うこと…
昨年亡くなった祖父は肺が悪く、最後の方は入院していました
そんな祖父の体調が良くないと聞いて、仕事終わりに会いに行ったことがありました
以前は健康そのもので、お出掛けしたり、人と話すことが何よりも好きだった祖父
「きっと入院してて淋しいだろうから、手品道具を買っていこう」「小さい頃に連れて行ってもらった旅行の話やこれまでのお礼を言おう」と考えながらお見舞いに行きました
しかし、久しぶりに会った祖父は痩せていて、腕や胸が機械に繋がれ、口にはマスクがされていました
幸い何とか話はできましたが、以前と変わり果てた姿はショックでした
話そうとすると涙が出るので、考えていた話や練習した手品なんかする余裕はとてもなく、せっかく祖父が話しかけてくれても、相づちをうったり笑うことで精一杯
病室を出る時に手を握り、「また来るからね」の一言をなんとか言うことができましたが、思った通り涙が出て、伝わったかどうかも分かりません
すぐに病室を出て、言い逃げのようになってしまいました
その数日後、今日こそは絶対話そう!とお見舞いに行きましたが、すでに意識はなく、その翌日亡くなりました
結局、伝わったどうかも分からない「また来るからね」が最後になってしまいました
長くなりましたが、
あの時涙が出ても話した方が良かったのか、
それとも、涙を我慢するためにあの時のように相づちだけで良かったのか
泣かずに言えるのが一番良いとは思うんですけどね…
今でも後悔して、一人になると悶々と考えています
皆さん、どう思いますか?
暗いニュースが続くなか、こんな話ですみません
ぽっと
女性/31歳/東京都/会社員
2020-04-09 08:39