西暦2020年
現在地元の町医者にて。
先ずは下駄箱でビニール製のスリッパに履き替え、厚紙で作られた診察券を窓口へ提出。
チカチカして今にも切れそうな蛍光灯が光る待合室の隅には、当然のように置かれたダイヤル式のピンク電話(10円玉返却口付きの)。その流れからかトイレは未だに全箇所が和式。
名前を呼ばれ、丸いドアノブをガチャリと回し診察室に入ると、そこにはこの道55年オーバーのお医者さん。
医療崩壊ではなく、ある意味カオスなこの診療所に来る度、私は毎回決して軽くはない目眩を起こします。
ヨークベニマル
男性/44歳/茨城県/会社員
2020-04-10 11:38