歯科衛生士の悲鳴
本部長秘書、長らくスカロケから離れていましたがまた戻ってきてしまいました。
新型コロナウイルスのお話にはなってしまいますが、もうこの掲示板くらいしか書き込めないので、さらっと読んで頂けるだけでも有難いです。
多くの人が苦しみ、死者も増加。マスクは常に着用し、濃厚接触は避けて、三密を避けて…デスクワークの方はリモートに切り替えたり。
そんな中、私の仕事は歯科衛生士。対人の医療職故、歯科医院で今も休まず仕事をしています。
いろんな職がある中で、マスクを患者さんが外してしか処置ができないのが歯科医院。
歯のクリーニングをすれば超音波の力でエアロゾルというものが空気中に発生。もしその方がコロナに感染していた場合、術者の感染は止む終えません。
とても怖くて休みたいのに、患者さんが気軽に来てしまって休めない。
歯の痛みやどこかかぶせもが取れたなど、緊急の場合は致し方ありませんが、今この状況でただの定期検診でいらっしゃる方が後を絶ちません…
病院で日々働かれてる医師の方や看護婦さんの方に比べたら楽なのかもしれませんが、何故こんなにも危険な場所に来てしまうのか…
それは多分、みなさんの意識の問題。私達歯科衛生士は、コロナ以前に患者さんは感染者だという考えで慎重に医療を行います。
ですが、医療人側の対応だけではこの現況を変えることはできません。どうか、皆さんお一人お一人が自分はコロナウイルスに感染していると思った上で行動をとって下さい。
そうすれば、気軽に遊びに出かけたり、歯科医院にクリーニングに行こうだなんて今の状況下では考えられないはずです。
歯科衛生士の仲間たちは皆声に出せない悲鳴をあげ続けています。
怖い。しにたくない感染したくない。でも患者さんは来ればリスクを負ってでも仕事するしかない。保証も出なければ容易に休診することもできない。生き地獄とはまさにこのこと。
どうか、どうかスカロケのリスナー様だけでも、ご理解頂けないでしょうか。仕事をするのが嫌なのではなく、感染して死にたくないだけなんです。怖いです。どうか、この業界の悲鳴が総理にまで届かなくても、皆さんの行動で救われるんです…。
明日も仕事です。皆さまもどうかお体にお気をつけて。
長々と失礼致しました。
イチミヤ
女性/33歳/東京都/歯科衛生士
2020-04-13 18:12