ライブ案件
銀河鉄道朗読で熟睡の本部長、秘書、社員の皆様お疲れ様です。
ライブにはよく行くので思い出は多々ありますが、特に印象的だったのが、仙台「みちのく公園」で行われたエアジャム2012です。エアジャムは、97年から開催されていましたが、主催であるハイスタンダードが解散したため、2000年を最後に終わってしまいました。2011年に東日本大震災が起きてしまい、悲しみが包まれる中、東北を盛り上げるためにメンバーが再結成してくれました。これにより、震災からわずか半年で、再結成による復活復興フェスが行われ、2012年には現地で同フェスを行ってくれました。私は後輩の2人と一緒に、復興の一助になりたいのと、生でハイスタンダードを観るため、初日のみライブに参加しました。
朝7時に仙台駅に着くと、駅から長蛇の列。会場に到着しても入場するだけで2時間待ちで、開演しても全く中に入ることができませんでした。
その後、どうにかお目当てのバンドを、少しは観ることが出来ました。どのアーティストも復興に対する熱いメッセージを語ってくれて、感動したのを覚えてます。
そして、待ちに待った大トリのハイスタンダードの出番が。
…しかし、待てど暮らせどなかなか出てこないので、おかしいなと思っていると後輩が、
「先輩そろそろ終電です」
『終電?えーマジ!ハイスタンダード観てないよ!』
「19時20分にココを出ないと、ココに野宿ですよ」
何とも冷静な後輩のこの言葉に何も言えない私。
そーなんです。あまりの参加人数のため、宿を仙台周辺で取ることができず、福島の郡山まで帰らなくてはいけない状況でした。そのため、我々には、まさかの終電という制約があったのです。9月の東北の夜はそこそこ寒いので、生きるか死ぬかを考えたら、ハイスタンダードを観ずに、宿へ帰るほか選択肢がありませんでした泣。
帰りの仙台駅行きのバスに乗りながら、遠くでハイスタンダードの曲で大合唱している声が小さく聴こえて、何とも切なかったです。けど、復興には少しはお役に立てたような気がして、今ではいい思い出です。
クール・ザ・ゴールデンボール
男性/42歳/埼玉県/作業療法士
2020-04-14 14:17