社員掲示板

案件

本部長、秘書、社員の皆さんお疲れ様です。
ライブハウスの思い出と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、ちょうど2年前、人生初のライブを見に行った時のことです。
上京してすぐの頃、どうしても観たいアーティストがいて、キャパ200人ほどの歌舞伎町にあるライブハウスにいきました。初めて味わう生音の波、全身を包む観客の熱気、そして…アーティストがかき鳴らすかっこいいライブ!想像以上に楽しくて病み付きになりそうでした。しかし…それと同時にもやもやする感情も生まれました。僕は全盲ということもあり、周りの人がどんなふうに体を動かして盛り上がっているのか想像がつかないんです。あふれんばかりの楽しさをどうやって体で表現すればいいか全くわからないんです。ただ突っ立って手拍子をするだけの自分が悲しくなりました。やっぱり全盲が一人でライブにいくのは変だろうな…と落ち込んでいると、さっきまでライブを届けていたアーティストさんが声をかけてくれました。「さるまつ君が精いっぱいの笑顔で楽しんでいるのが、ステージから見ててもわかったよ。楽しみ方は人それぞれだから正解なんてない。楽しんでるってことはちゃんと伝わるから大丈夫だよ。だから、もしよかったらまた観に来て。さるまつ君が楽しめるように全力で届けるから。」と、泣きそうになるくらいうれしい言葉をかけてくれたんです。
この言葉がきっかけで、僕はライブハウスが心の底から大好きになりました。

スーパーサルマツ

男性/25歳/東京都/学生
2020-04-14 18:47

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