初デート失敗談
本部長、秘書、スカロケ社員の皆様お疲れさまです。私の初デートは中2で14歳の時でした。相手は中1の時に同じクラスだった女の子です。クラスが別々になってもずっと気になってたので告白してOKをもらいました。さて初デート前夜、何を着て行くかをものの本で読んでみると『特別にお洒落しなくてもいい。普段着感覚で着慣れた服装がベスト』とあったのでそのまま受け取ればいいものを、自分の世界に入ってしまってた私はこれを曲解して『着慣れた自分らしい服装はジャージだ』と思い込んだのです。そうです。初デートにジャージ姿で行ってしまったのです。当時、野球部に所属してたので着慣れた服装=ジャージとなってしまったのは後で思うと汗顔の至り。間違いに気付いたのは待ち合わせ場所に来た私服姿の彼女を見た時でした。制服姿しか知らなかったから私服の彼女をとても可愛く思いましたが、同時に自分のしでかした大失敗は容赦なく現実として突きつけられたのです。そんな私に気付いたのか彼女は『野球部だもんね。ジャージよく似合ってるよ』と気遣ってくれたのですが、そう言わせてしまう自分が歯がゆく開き直って何故、ジャージを選んでしまったかを説明しました。すると彼女は笑いながら『ホントはジャージ姿を見た時は動揺した』と本音を話してくれたのです。『こんなことになってゴメン』と謝ると『正直に話してくれたので安心したよ。それにちゃんと気付いたんだからもういいよ』と寛大なお言葉を頂きました。良かったのはお互いここで心を開いた事を確認出来たことでしたね。失敗しても変に取り繕わず素直になれたのが幸いしました。これらを教訓として自分の世界に深入りしない。絶えず客観的な目を持つことが大事と学習したのです。後日談ですが彼女が妻の働く美容室のお客さんで初デートの失敗談をばらされてしまい、妻はその場で笑いが止まらなくなり暫く仕事にならなかったというオマケ付きとして書いておきます。『たとえば僕が間違っていても / 正直だった悲しさがあるから』で始まるこの曲は当時の私そのものではないてしょうか。
リクエスト
流星 / 吉田拓郎
おしゃまなロージー
男性/60歳/広島県/自営・自由業
2020-04-15 17:03