家庭菜園はじめました。

在宅勤務が続く昨今、ふと思い立って家庭菜園をはじめました。
まずはトマトとピーマンです。
毎日、毎日パソコンのキーボードを叩いていた指は、久々に触った土の感触に喜びを感じていました。
この喜びは「頭」じゃなくて、「指自体」から湧き上がってくる肉体的な喜びで、これが自分の指かとしばし感慨に耽ってしまいました。
パソコン、スマホ、便利家電、そして情報といった無機質なものに囲まれた生活をしているのだと、改めて感じ、なんでもいいから1日に一回、生き物（有機的なもの）に触れようと思いました。
仕事は情報なので、そこに有機的な、生物的なものは介在しづらいです。
いくら人間がやっているとはいえ、昔と違って対面で会話することもなく、また声を感じることも少なくなった時代です。
常套句ですが、便利になった分、何かが失われているのは確実です。
家庭菜園でも観葉植物でも、花でも、虫を飼うでも、犬でも猫でも、無条件に何かを愛することを日々続ければ、人間としての大切な何かが維持されるように思いました。
そしてそれは仕事において、どこかで役に立つように思うのです。

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