案件
自分が初めて全身麻酔下手術を受けた時のことです。
仕事では1,000を超える手術に立ち合い、全体のプロセスを理解していましたので、恐怖よりも技術屋としての好奇心でワクワクしていました。
麻酔は2つの事を行います。ひとつは眠らせる事、もうひとつは反射を無くすために筋肉を弛緩させる事です。これは手術内容に応じて麻酔科医により適切に操作され、手術によっては手術中に覚醒させる事もあります。
自分の場合はしっかり眠らせて、しっかり弛緩させての手術でしたので、麻酔が覚め始めると弛緩状態が溶けて、呼吸を自分で行うようになり、その具合を見て人工呼吸器を外すと言う手順となります。
ここで技術屋の疑問があり、麻酔科医に「自発呼吸と人工呼吸器はケンカしないの❓」と聞いたら「そんな事はないわよ〜。麻酔器は優秀だからちゃんと同期するから大丈夫よ〜」でした…。
でも実際には外科医の「ボチボチ自発出てるよね〜」の声が聞こえ初めて、自分で呼吸できるのに、なぜか同期不十分で、もう少し吸いたいとかもう少し吐きたいと思っているのに、強制的に吸わされて強制的に吐かされる…
抜管(呼吸用の管を抜く)までの間、話が違うじゃん〜と頭の中で文句を巡らせていました(笑)
FUJI2
男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2020-04-20 15:22