今日の案件
お疲れ様です!
今日の案件、わたし間違われた側ですー。
あれは今から10数年前、わりと交通量の多い一角に我々家族は住んでいました。
私は24,5歳。
妹は20歳くらいの頃。
私は小さな輸入玩具店の店長としてハードワークに励んでいた時代です。
ある日、貴重な休日に家で1人休んでいると、玄関のチャイムが鳴りました。
出ると、若めのガスか水道かの会社の点検員の男性が立っていました。でも、なぜか挙動不審。
「あれ?えっ??おかしいな」
と、私を見て驚いています。
あれ?はこっちのセリフだよ、家間違えたんじゃん?と思っていると、彼はどもりながら、
「こんなかんじだったっけ?...あの、前回僕が来た時もいました?」
と。知るかー!
ピンと来ました。
じつは我が妹は、家族の贔屓目を引いたとしてもかなりの美少女。
妹に会わせた男女問わず全員、「かわいい!」とまず褒めます。
なので、目の前に立つこの汚れた作業服の作業員も、妹に会いたくて、必要もないのにうちを再訪したのだろう!と。
なんて失礼な!
でも私は「たぶん妹だったのでは?」と教えてあげました。するとその男は、小さなメモを手渡し、「これ、妹さんに渡してください!」と。
そこにはその人の連絡先が書かれていました。
「はーい」
と返事をし、会話終了。なんの仕事もせず、その作業員は帰って行きました。
まじかよ、本当に妹に会いに来ただけか!
私は姉の責任として、妹がつきあうにふさわしい男は自分も選ぶべきだと思い、そのメモを握りつぶしました!!!
母親には面白ネタとして話しましたが、妹にはもっとスマートで思いやりのある男性を!と思ったのです。
(実際、すでに妹にはそういう彼氏がいましたし)
せめて、私を見て「あ、お姉さま!」と気がつく瞬発力、そしておだてて持ち上げるくらいの心意気が欲しかったものです。
ちなみに、その美少女だった妹は30過ぎてまだ独身でございます。
そろそろ結婚して欲しい...
すたばあ
女性/43歳/千葉県/自営・自由業
2020-04-20 18:37